【お金#5】国民年金はクレカで2年前納する

今年から無職ニートになったので、厚生年金から国民年金に切り替えた。

初めての納付書が届いたのだが、なにやら「前納」による割引や、決済方法(コンビニ・口座振替・クレカetc)が選べるらしい。

そこで、自分はどれを選ぶか考えていく。

前納するといくら安くなるか

最も割引率が大きいパターンは、2024年現在では「2年前納」だが、いったいどれぐらい割引されるのか。

① 毎月払いで2年間払った場合 … 402,000円
② 2年前納で支払った場合   … 387,170円
  →差額 14,830円

※現金払いの額で計算

ということで、2年分前納すると、2年間で14,830円安くなるということらしい。

前納の意味とは

この、前納割引とはいったい何なのか。

これは、「先にGPIF(年金を運用する組織)がお金を受け取ることで運用して利益を出せるので、その分安くしてあげるよ」という制度だと考えられる。

先ほどの14,830円という割引額は、全体支払額の約3.7%となる。

つまり、「先にお金預けてくれれば、GPIFが3.7%以上で運用して利益だせから、その分安くしてあげるよ」ということだ。

これはまあ、好意的に受け取れば、よいサービスと考えれれる。

自分で資産運用していない場合は、「3.7%のリターンが確約されている投資商品」とも言えるので、お金があるなら前納した方がよいと思う。

【余談】
懐疑的な解釈をすると、
「先にお金を受け取って、GPIFが国内株式に投資することで、日経平均を上昇させ、政権安定化させたいだけなのではないか」
という裏読みもできる。

攻めの資産運用してる場合

では、「攻めの資産運用」をしている人の場合はどうか。

・GPIFに2年間預けて3.7%のリターンを得る
・自分で2年間運用して??%のリターンを得る

ということで、自分の投資利回りが、GPIFの3.7%を上回る自信があるなら、前納せず自分で運用した方がよいということになる。

さらに、「2年間」となると、ほんの少しだが複利の効果も出てくる。

だが、当たり前だが、もっと低いリターンしか出せなかったり、場合によってはマイナスになる可能性もあるので、ハイリスクハイリターンな方法だ。

守りの資産運用している場合

では、そこまで積極的ではない、守りの資産運用をしている場合はどうか。

一般的には、「そもそも生活費の一部ともいえる社会保険料を支払うためのお金を、リスクに晒すべきではない」と考えられる。

「投資は余剰資金の範囲で」というやつだ。

このような守りのタイプの人は、おとなしくGPIFの3.7%の確約リターンを得た方がいい。

というか、「ほとんどの人にとってこの守り資産運用が最適解」だと思う。

自分も、「年金を払うお金まで資産運用すると心がザワザワする」小心者タイプなので、おとなしく2年前納して、3.7%の確約リターンを得ようと思う。

口座振替かクレカか

また、決済方法(コンビニ・口座振替・クレカetc)も選べるようだ。

・口座振替だけ割引がある
・現金、クレカ、キャッシュレス決済は同じ支払額

という制度のようだが、実際どの方法がお得なのか考えてみる。

・現金(コンビニ支払)はお得メリットなし
・キャッシュレス決済はなんか管理が面倒なので個人的に除外
・口座振替は割引が効いてお得
・クレカはポイントが付いてお得

ということで、「口座振替の割引額」「クレカのポイント還元額」のどちらがお得かという2択になる。

口座振替、クレカ決済それぞれの支払金額はこうだ。

・口座振替での2年前納額 … 385,900円
・クレカでの2年前納額  … 387,170円
  →差額 1,270円

ということで、口座振替の方が支払金額自体は1,270円お得である。

一方、1%ポイント還元のクレカ支払なら、387,170円の1%=3,871円分のポイントもらえる。

よって、クレカでポイントをもらった方が2,601円お得なので、自分はクレカで2年間前納という方法にしようと思う。

クレカの種類

ここで落とし穴があるのだが、「すべてのクレカでポイント還元を受けられるわけではない」らしいのだ。

国民年金のクレカ支払いの場合
・三井住友ANAカード(自分のメインカード)はポイント還元 0%
・楽天カードはポイント還元 0.2%
・EPOSゴールドカードはポイントアップショップ制度を使うとポイント還元 1.0%

ということで、三井住友カード・楽天カードは論外だった。

なので、自分はEPOSゴールドカードで支払おうと思う。

 

それにしても、マジで年金保険料高すぎ!!!(平成元年の8,000円から2倍になってるのよ奥さん)

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