自分は昔からコーヒーが好きで、家で豆を挽いて、ドリップして飲んできた。
しかし、「自家焙煎」はずっとやりたいと思いながら、面倒そうで手を出してこなかった。
今、ニート期間で時間があるので、挑戦してみることにした。
買った道具は、鹿番長ことキャプテンスタッグの2号用メスティン。
これにした理由は、いわゆる「家庭用焙煎機」の専門商品はあるのだが、それらはどれも、網のような形状になっていて、「チャフ」と呼ばれる外皮が舞ってしまうらしいのだ。
賃貸アパートで、キッチンがチャフまみれになるのはちょっとつらい。
そこで、メスティンであれば、フタがしっかり閉まるので、チャフが舞う心配がないというわけだ。
豆も、ネットで老舗の松屋珈琲さんのブラジルを買った。
1kgで1,800円。
珈琲屋さんで、焙煎後を1kgなんて買ったら6,000円ぐらいはするので、1/3ぐらいの値段かな。
まずは豆を入れる。今回はとりあえず80gぐらい。
メスティンを、”2合用”の大きめのものにしたのは、1度にたくさん焙煎できると思ったからだ。
そして、これを火にかけていく。
焦げないように、振りながら火を入れていく。
YouTubeでやり方を学んだのだが、今回は火が小さかったのか、20分ぐらいかかってしまった。
動画だと13分くらいで完成していたので、もうちょっと強火でもよかった。
結構いい感じの色になった。
これを、ざるに移して、うちわで扇いで冷ましていく。
コーヒーのとってもいい香りがする。
完成した豆をミルにいれて、1杯分だけ挽いていく。
おー、ちゃんとコーヒーっぽい粉になってる。
ちなみにこのドリッパーは、お気に入りのTITAN MANIAのチタン製ドリッパー。
お湯を注いでいく。
ガスの膨らみはちゃんと出たけど、まあまあって感じ。
完成した。
いい香りがして、しっかりコーヒーではないか。
味の方も、シティローストぐらいで、ブラジルの酸味とコクのバランスがしっかり出てる。
これは、「買った豆」といっても全く疑われることはないぐらいの味にはなったと思う。
正直、こんなに上手くいくとは思わなかった。
案外できるもんだね。
自分で焙煎すると、自分の好みの焙煎度を見つけられるのも面白いし、何より安いので、これからも上手くできるようにやっていこうと思う。