ここ5年ぐらい、モバイルバッテリーで有名なAnkerの掃除機を使ってきた。
中央部分を取り外せて、手持ちクリーナーとしても使えるモデル。
コードレスだし、性能としては何の問題もなく愛用していた。
しかし、うつ病で頭がおかしくなり、身軽になるためにミニマルライフを目指すようになって、「はたして1Kの部屋に掃除機は必要なのか?」という疑問が浮かんだ。
電気を使わず、場所も取らない、ほうきで十分なのではないか。
そう思って、ほうきのことを調べてみる。
色々なほうきがあるが、自分が良いと思った商品は2つ。
棕櫚(しゅろ)という植物で作られた、日本の伝統的な箒。
職人さんが1つずつ手作りしており、2万円以上するが、非常に美しい。
工芸品といっても良いと思う。
コシのある棕櫚により、掃く力も一級品らしい。
大好きな無印良品が出しているほうき。
結果的に、②の無印良品のほうきを選んだ。
購入したほうきがこちら。
ポールは別売りになっていて、3種類から好きなものを選ぶことができる。
自分は木製ショートポールを選んだ。
また、同じポールで、フローリングワイパーなど、色んな掃除道具を付け替えることができる。
ほうきとちりとりがカチッと固定されるようになっていて、このまま立てることができる。
木の感じとか、必要最小限のミニマムな感じとか、めっちゃかわいい。
棕櫚箒ではなく、無印のほうきを選んだ理由はこちら。
- 分解してコンパクトになり引越し時に楽
- 将来バンライフに移行してもヘッドだけにして車内で使える
- ちりとりと一緒に自立するので壁にかけなくていい
いずれも、大した理由ではない。
棕櫚箒のような日本の職人さんの一品を使いたい気持ちも強く、かなり悩んだ。
なにぶん、ほうきというものを家で使ったことがなく、感度が全くない。
正直をいうと、無印に見に行った時に、勢いで買ってしまったというのが本音である。
使い心地はどうだろう。
ショートポールは、173cmの自分で、ちょっとかがんで使う感じになる。
小学校のときに使っていたほうきのような感覚だろうか。
長い方のポールなら、直立したまま使用できるので、そこは好き好きである。
自分は、1Kの部屋を掃除するぐらいなら、よりミニマムな方が良いと思ったのでショートでよかった。
実際、掃除する5分ぐらいで、姿勢がつらいということは全然なかった。
毛は、ポリプロピレンと馬毛で出来ている。
馬毛が入っているので、そこそこコシはあるような気がする。
畳でも問題なく使える。
この、壁の端っこが、掃除機でやりづらくてストレスだったのだ。
ほうきはピタッとはまって掃除できる。
汚い画像で申し訳ないが、髪の毛やほこりを集めることができた。(しばらく掃除サボってた。。)
使ってみた感じとしては、以下のような感じだ。
- 小回りが効いて、掃除機のヘッドが入らなかったところもススっと掃けて気持ちいい
- ただし、掃除機をかけた後のような「スッキリー!」という感じはない
- 足裏にまだちょっとゴミが残っているような感じがする
- 「履き性能」としては、中程度という感度
- だが、狭い部屋で、週に何回か軽く掃くことができるなら、全然十分ではある
- 広い家をこれ1本でやるのは結構しんどいと思う
- 夜でも気になったときに音を気にせずサッと使えるのはいい
おすすめの人としては、以下のような分類かな。
- 掃除して超スッキリー!になりたい人 → 掃除機
- 場所をとっても楽したい人 → ルンバ
- ほうきにしたくて家が広い人 or コンパクトにできなくても掃き心地いい物が欲しい人 → 棕櫚箒
- ほうきにしたくて家が狭くてミニマムにしたい人 → 無印のほうき
今のところ、無印ほうき気に入ったので、毛が抜けてくるまではずっと使うつもり。