【休職#6】休職14日目。宇宙から放り出される。

休職して2週間が経った。

もう2週間も経ったのか。

最初の1週間は、もう考えて、考えて、考えて、時間が過ぎるのがとても遅かった。

でも、2週間目は一瞬だった。

休み方が分かってきて、いい感じに休めてはいるのだと思う。

それと同時に、身体から力がなくなって、何もできなくなっていることもある。

今日

今日も午前中は身体に力が入らず、朝散歩して朝ごはん食べたあとは、ベッドでぐったりしていた。

また何もできない1日になるかと思った。

今日も片付けができないかと。

でも、昼頃になって、これではいけないと、まずは「生活をする」ことを目標にしようと思った。

まず、皿洗いをしてみた。

なんとかできた。

その後は、洗濯をしてみた。

なんとかできた。

そして、不要な服の整理。

YouTubeの精神科の先生の動画を見ていると、本当に散歩にも出れないレベルのうつの方もいるみたい。

ヘッドスパ

夜から、ヘッドスパをやっている友人に呼んでもらって、施術してもらった。

前に、うつになって休職したと話したら、じゃあヘッドスパしてあげるからおいで、と言ってもらったのだ。

もう本当に、最高に気持ちよかった。

まだ自分を気にかけてくれる人がいることが、本当に嬉しかった。

人との繋がりが、自分が人生で得た最高の財産だと思う。

それだけでも、産まれてきて、生きてきたかいがあったね。

気持ち

脳の方は相変わらずおかしいようで、人と話していても、どこか別の世界にいるかのように感じる。

ヘッドスパを受けながら、今までどうやって10年働いてきたか、どういう気持ちで働いてきたかを思い返してみたのだけど、もう別の世界のことのようで、現実感がない。

どんな気持ちで10年もやってこれたのだろう。

がんばってきたなあ、自分。

思えば、大学受験を必死に頑張って、大学でも成績あげるために頑張って、就活も頑張って、世間的にはいい企業に入って10年やって、同期では出世グループにいた。

いやいや、頑張ってきたよ。

えらいよ、自分。

よく頑張った。

宇宙から放り出される

話をしていても、道を歩いていても、自分がバラバラになってしまいそうな感覚。

自分だけ宇宙から放り出されるような。

外に、外に引力が働いているような。

世界からはじきだされそう。

つかんで体を安定させるものがなくて、とても不安になる。

これがうつの症状で、脳がおかしいのはわかる。

多分、うつが治ると、今感じているこの不安感はなんだったのかと、「あー日常ってこんなだったわ」と思うのだと思う。

そういうところは、俯瞰して見れている。

自分がおかしいということを、自覚できている。

だから、たぶん療養については大丈夫。

万が一、という行動には出ないと思う。

脳鳴りがやまない。

午後から「生活」をしてみて、色々と動いてみたら、本当に脳内のキーーーンがうるさすぎて、携帯を見るのもしんどくなった。

ヘッドスパしてもらって、かなりリフレッシュできたが、音は鳴り止まない。

バグった扁桃体はいつ戻るのだろう、と思っていたが、多分前頭葉のセロトニンシステムが回復したら、そいつが押さえ込んでくれて、元に戻るということなのかと、ふと思った。

扁桃体がバグっているのか、前頭葉がバグっているのか。

いつ治るんだー。

「脳がバグってる」というと、本当にうつってのはおそろしい病気だなと思う。

過剰適用

『心理カウンセラーが教える「がんばり過ぎて疲れてしまう」がラクになる本』

という本を読んだ。

この本が、一番自分の状況を的確に説明してくれていた。

「人はストレスに対してある程度適用して生きているが、限界を超えて適用しようとして”過剰適用”になると、うつとかパニックとか身体疾患とか様々な不調をきたす」

言葉は全然違うが、だいたいこんなようなことが書いてある。

自分はまさにこれ。

きっともう限界は来てたんだけど、「まだ頑張れる。まだ頑張れる。」で、壊れるところまでいかないと、限界線がわからないのだ。

自分は、過剰適用だったんだな。

仕事がしんどかったけど、それでも適用しようと頑張り続けていたんだな。

まあでも、バグるまで頑張れたってのも、自分すごいって褒めてやりたい気持ちだよ。

言葉

「おごらず、人と比べず、おもしろがって平気で生きればいい」

樹木希林さんの言葉。

亡くなった時に本を買って読んでいて、いろんな言葉を知っていた。

そのときは特に響いてなかったんだけど、今この言葉がとても響く。

「特別じゃない。幸せばかりじゃない。しんどいこともある。いつかは死んでいく。それ自体をおもしろがって、勝手に盛り上がらずに平気な気持ちで生きていけばいいんじゃない」

そんな感じに自分は感じる。

淡々とした言葉だけど、そういうところに、人生の本質はあるのだろうか。

「おもしろがる」というのが、「不幸にあっている自分を、別の自分が見ておもしろがる」ということになるので、メタ認知になるのだと発見した。

今は、この言葉が人生の指針になるのかどうなのかも分からないが、今日考えたこととして、書いておこうと思った。

中心

宇宙に放り出されそうで、つかまるものがなくて不安と書いたが、それは自分の中心がなくなっているからかなと、これを書きながら思った。

たぶん、今までは自分の「安心」「中心」を、「仕事をしてお金を稼いで生活できている自分」に、無意識に置いていたのかなと思う。

でも、本当は、自分の「中心」はそういう世俗的なものではなく、「心」や「信念」に据えておくべきなのだと思った。

自分の中心がいつも信念にあれば、仕事がなくなったとか、病気になったとか、家族が亡くなったとか、現実世界でどういうことがあろうとも、ぶれずに生きていくことができるはずなのだ。

まずは「中心を心(信念)におく」という状態を作らないと。

まあでも、まだ脳自体がおかしいのでムリせず、焦らず。

生活保護

ひろゆき氏の動画などをみて、最悪、仕事していけなくなったら生活保護でも生きていけるかなと考えられるようになり、気持ちがすこし楽になった。

自分は親からの資産も何もないので、「うつ→働けなくなる→タヒ」という当然の結論で、本当に不安だった。

しかし、「うつ→働けなくなる→生活保護」という道もあるとわかるだけで、安心する。

日本は本当にありがたい国だね。

本当の意味でのセーフティネット。

今まで、バリバリに働いていた時は、正直「生活保護はちょっとずるい」と思っていた。

本当にこれは、申し訳ない。

健康な時は、思ってしまう。

でも、自分がいざ病人になると、本当にありがたい制度だと思う。

みんな、自分は病気とかうつとか大怪我とかにならない、と思っている。

でも、誰でもなる可能性がある。

誰でも障がい者になる可能性がある。

生活保護は、実は自分のためのセーフティネットだったのだ。

今まで、ずるいとか思ってて本当ごめん。

ベーシックインカムは、さらによりよいと思うので、本当に実現してほしい。

うつでも7万円もらえれば、5万円ぐらいバイトして稼いでなんとか生きていけると思う。

自分より大変な人は、本当にたくさんいるということがわかった。

もっとうつが重症な人、生まれつき障がいがある人、障がいをもってしまった人、病気で働けなくなってしまった人、本当にキツイ人たちはたくさんいる。

どうか、そんなみんなが途中で人生を辞めなくていいように、生きていけますように。

幸せに生きていけますように。

今日幸せを感じたこと

ヘッドスパが最高に気持ちよかった。

友達の好意が本当に嬉しかった。

服を整理したらすこしスッキリした。

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